ウインクリーヴ（2014年生、母マイドリーマー）

ウインクリーヴ（2014年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋（夢に向かって）突き進む」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時6歳）と交配したマイドリーマーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川牧場。主な勝ち鞍は2018年の一般C2-6。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,500万円（3.75万×400口）で一口馬主が募集された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月3日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では伸びを欠き18着に終わった。

3歳（2017年）

1月14日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 雪/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインゴールド特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

9月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。17着に終わった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったイデソヨヒトヲに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた8戦目は、白芽芋の揚げ煮特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったマイネルアクストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ナチュラルキラーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、連闘で迎えた10戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーグリュックに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月19日、連闘で迎えた11戦目は、祝指原莉乃25歳特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡村卓弥騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた14戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡村卓弥騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、デンコウタカミーに交わされて3馬身差の2着となった。

4歳（2018年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で岡村卓弥騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のステイリッチをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、スイセン特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡村卓弥騎手（9戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシルバーゲイルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（10戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアーマークラッドを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったステイリッチに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月27日、連闘で迎えた21戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカノヤカンザクラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、連闘で迎えた22戦目は、フリージア特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（12戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた23戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた24戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャノンプレートに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

4月8日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、コウユーハレワタルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月15日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3ニ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（15戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（16戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったコパノチャールズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた28戦目は、カーネーション特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（17戦3勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた29戦目は、アヤメ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡村卓弥騎手（18戦3勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったコスモヴェッキオに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた31戦目は、川竹裕哉京子結婚特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（19戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キンショータイムにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月1日、連闘で迎えた32戦目は、ルイ、お疲れ様特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（20戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったコスモヴェッキオに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月15日、連闘で迎えた34戦目は、小原競馬デビュー特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカナナに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月21日、連闘で迎えた35戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアウトスタンディンに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月4日、中1週で迎えた36戦目は、よさこい祭り特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（21戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた37戦目は、宮地氏生涯副参事特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（22戦3勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた38戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（23戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村卓弥騎手（24戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったエアオブザドラゴンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた40戦目は、寒露特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村卓弥騎手（25戦3勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

12月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた41戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、そだねー木下智史特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5歳（2019年）

1月6日、連闘で迎えた42戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、祝篠原正和君就職特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた43戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。