アウトジェネラル（2010年生、母アウトオブザウィム）

アウトジェネラル（2010年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「作戦勝ちする」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時11歳）と交配したアウトオブザウィムが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦5勝2着4回。2013年の羽田盃(S1)に勝利した他、2015年の金盃(S2)を制する活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

6月6日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモルフェハウスに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

6月28日、中2週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったシーギリヤガールに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ2（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコルチナに8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月10日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したジェネラルグラントにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月8日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

12月19日、中5週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2013年）

2月21日、中8週で迎えた8戦目は、3歳オープンの’13雲取賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックワードに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月27日、中4週で迎えた9戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったジェネラルグラントに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中3週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソルテに4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月5日、中5週で迎えた11戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた12戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

12月3日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、総の国オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4歳（2014年）

1月3日、中3週で迎えた14戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したオオエライジンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

2月5日、中4週で迎えた15戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月19日、中5週で迎えた16戦目は、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で御神本訓史騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

11月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5歳（2015年）

1月3日、中4週で迎えた20戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた21戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のドラゴンエアルに3馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月11日、中4週で迎えた22戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月20日、中9週で迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、S2の大井記念（大井ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

9月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、S2の東京記念（大井ダート2400m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月3日、中6週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、Jpn1のJBCクラシック（大井ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた26戦目は、S3の勝島王冠（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2016年）

1月3日、中5週で迎えた27戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた28戦目は、S2の金盃（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月5日、中7週で迎えた29戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、’16ブリリアントカップ（大井ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた30戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 雨/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月19日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。