コンゴウプリンセス（2007年生、母コンゴウエンジェル）

コンゴウプリンセス（2007年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女」。毛色は栗毛。種牡馬のチアズブライトリー（当時9歳）と交配したコンゴウエンジェルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤川ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方16戦5勝2着1回。2010年のひまわり賞(牝地方重賞)に勝利した他、2009年のアグネスフライト賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柳沢好美厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月29日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマナウィッシュに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのアグネスフライト賞（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったミッドナイトボーイにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗れた。

9月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのザール賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのルールオブロー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3歳（2010年）

3月7日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた10戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた11戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の賢治のイーハトーブまつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイントビーナスに約10馬身の大差をつけて優勝

7月25日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイメイジュエリーに約10馬身の大差をつけて優勝

8月30日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

9月25日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、南部杯カウントダウン16（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の不来方賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、黒埼灯台レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のソノマンマに4馬身の差をつけて4勝目を収める

11月22日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦3勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた18戦目は、HAPPY八幡平レース（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダークライに6馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

4歳（2011年）

8月1日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦4勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月11日、中5週で迎えた20戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、大野木工レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

10月10日、中3週で迎えた21戦目は、がんばろう釜石（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた22戦目は、一般A一（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（9戦4勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。