ルチェーレ（2004年生、母ナミノリレディー）

ルチェーレ（2004年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「輝く（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時14歳）と交配したナミノリレディーが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は貞広賢治。戦績は、中央平地10戦0勝、地方32戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の春光特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、貞広賢治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

柄崎孝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月2日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

12月2日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。

3歳（2007年）

5月13日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

7月14日、中8週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた8戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた9戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた10戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4歳（2008年）

2月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた12戦目は、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハートラインを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月3日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたキングルーパス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

5月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C3二（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフェニックスハートに2馬身の差をつけて2勝目を収める

5月9日、連闘で迎えた15戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたサンシャインタロー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月16日、中9週で迎えた16戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のリコーブルーに1馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

8月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリベンジノハナに4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月18日、中2週で迎えた20戦目は、おひつじ座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（9戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた21戦目は、金木犀特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のロマンサイレンスに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

11月4日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月12日、中6週で迎えた24戦目は、一般C2三（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦5勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦5勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月10日、連闘で迎えた26戦目は、元気百梅賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の桜ほのか賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（15戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（16戦5勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（17戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のサムライプライドに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月13日、中4週で迎えた30戦目は、一般C2五六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（18戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイヤモンドレーンに1馬身半の差をつけて優勝

10月27日、中1週で迎えた31戦目は、十倉特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（19戦7勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

11月23日、中3週で迎えた32戦目は、寒椿特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（20戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブイゾーンを3/4馬身振り切って8勝目を掴み取った。

12月22日、中3週で迎えた33戦目は、南天特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（21戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6歳（2010年）

1月12日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（22戦8勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月22日、中5週で迎えた35戦目は、ダイヤモンドダスト特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で張田京騎手（23戦8勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた36戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、春光特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のミッキーアデューに4馬身の差をつけて優勝

4月28日、中4週で迎えた37戦目は、トワイライトアタック賞（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた39戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

8月6日、連闘で迎えた42戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。