マヤノロシュニ（2006年生、母ジゼールペン）

マヤノロシュニ（2006年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋光（ヒンディー語）」。毛色は芦毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したジゼールペンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地19戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の飯豊特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月9日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

7月4日、中7週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルクロッシュに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアスターエンペラーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたユキノハボタン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月26日、中7週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2010年）

2月21日、中7週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり17着に敗れた。

7月17日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。最後は、2着のホリノティアラに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

7月24日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月5日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のケンブリッジエルをハナ差振り切って4勝目を手にした。

10月3日、中3週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の道頓堀ステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた13戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の桂川ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2011年）

3月20日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の薩摩ステークス（小倉芝1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

5月22日、中8週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の駿風ステークス（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月25日、中4週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月17日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。