ジュビリーヘッド（2017年生、母ローズノーブル）

ジュビリーヘッド（2017年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「19世紀に英国で発行された祝祭記念の金貨。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したローズノーブルが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の函館スプリントステークス(G3)で2着に入った他、2023年のカーバンクルステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額5,000万円（12.5万×400口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月17日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のサヴァイヴをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

11月17日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの秋明菊賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したエグレムニに半馬身届かず2着に敗北した。

12月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの千両賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2020年）

3月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

6月14日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

11月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリヴェールをクビ差だけ差し切って久しぶりの一戦をモノにした。

11月14日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月5日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

2月20日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く最後はミニオンペールと並んで7着同着となった。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月8日、中9週で迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったネクストストーリーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

9月4日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアールラプチャーを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月13日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

12月28日、中5週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの2021ファイナルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたローレルアイリス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた16戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのサンライズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたロードベイリーフ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月12日、中7週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのアクアマリンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトキメキに1馬身3/4の差をつけて4勝目を奪取した。

6月12日、中8週で迎えた19戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（5戦2勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったナムラクレアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた20戦目は、青函ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったヴァトレニに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月28日、中8週で迎えた21戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山和生騎手（7戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月27日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、G3の京阪杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山和生騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2023年）

1月14日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのカーバンクルステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で横山和生騎手（9戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るジュニパーベリーを半馬身差し切って5勝目をマークした。

3月4日、中6週で迎えた24戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山和生騎手（10戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で横山和生騎手（11戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月11日、中7週で迎えた26戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたキミワクイーン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月1日、中4週で迎えた28戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は北村友一騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず15着に終わった。

11月26日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、G3の京阪杯（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（7戦1勝）。18頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

7歳（2024年）

3月2日、約3か月の休養明けで迎えた30戦目は、G3のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（12戦3勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた31戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた32戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、G3のキーンランドカップ（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月14日、中6週で迎えた34戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

2024年10月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。