アルファーティハ（2015年生、母ハチノヨウニサス）

アルファーティハ（2015年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「イスラム教における日常の祈りのはじめの言葉」。毛色は栗毛。種牡馬のパイロ（当時10歳）と交配したハチノヨウニサスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。2018年の石川ダービー(地方重賞)に勝利した他、2018年のサラブレッド大賞典(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月30日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月15日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた5戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

12月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

3歳（2018年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

3月25日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた11戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレディオブザレイクを鮮やかな末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ノブイチに交わされて1馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は青柳正義騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、アイキャッチングにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の石川ダービー（金沢ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサノノツルギを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月11日、中5週で迎えた16戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

9月2日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた18戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハーキマーダイヤをハナ差振り切って3勝目をマークした。

10月18日、中6週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月10日、中7週で迎えた20戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、3歳M1のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4歳（2019年）

1月16日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、船えもん!「ええもん探して!」カップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

2月20日、中4週で迎えた22戦目は、野島崎特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中力騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた23戦目は、見て見て!南関東地方競馬チャンネル賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田中力騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた24戦目は、木蓮特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中力騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた25戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中力騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のカーネーション特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中力騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた27戦目は、浜茄子特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中力騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月19日、連闘で迎えた28戦目は、京成ホテルミラマーレ盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で田中力騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。