パソドラード（1995年生、母リアルラック）

パソドラード（1995年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時7歳）と交配したリアルラックが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地28戦3勝、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月29日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3歳（1998年）

1月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた7戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るマグマミリオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉永護騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉永護騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4歳（1999年）

4月25日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 晴/重）に出走。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉永護騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月2日、中0週で迎えた16戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、ジューンスター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた19戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

12月1日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、ディセンバースター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴィンテージイヤーから1馬身差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5歳（2000年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、初富士スター賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた24戦目は、’00フレンドリーブーツ特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた25戦目は、’00フレンドリースパー特別（4）（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（9戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

4月29日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（10戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月11日、中3週で迎えた29戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダスティーウィンをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月25日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

7月9日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダスティーウィンをハナ差振り切って3勝目を手に入れた。

9月17日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦2勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（12戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた34戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の多摩川特別（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場なく16着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた35戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。