ビービージンガ（2011年生、母オールザチャット）

ビービージンガ（2011年5月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ブラジルサッカーの技の一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時9歳）と交配したオールザチャットが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方15戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年のニホンスイセン賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

5月31日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に敗れた。

5歳（2016年）

9月21日、約28か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-6（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヴィシュトリアを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月18日、中3週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6歳（2017年）

4月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオンワードリビエラをハナ差振り切ってファンの期待に応えた。

5月24日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

8月29日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた7戦目は、森と湖の里ふれ愛館1周年賞（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、勝ったゴールデンタバサにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトラファイアーに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

11月6日、連闘で迎えた10戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったティアップポケットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、JA岩手ふるさと産直来夢くん杯（水沢ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るニュークラウンを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って下馬評通りの実力を証明した。

12月2日、中1週で迎えた12戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた13戦目は、フェロクス賞（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、キープスマイルに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、ニホンスイセン賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキセキノヒーローに2馬身の差をつけて5勝目を収める

7歳（2018年）

1月8日、連闘で迎えた15戦目は、カツラギシボリ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg減らして迎えた16戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、ナデシコ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。