シャドウアイランド（2015年生、母テメリアイランド）

シャドウアイランド（2015年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時14歳）と交配したテメリアイランドが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川正美。戦績は、中央平地6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

11月5日、デビュー戦はV.シュミノー騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたロジティナ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3歳（2018年）

1月27日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパイオニアバイオに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したメサルティムを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月24日、中3週で迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月19日、中7週で迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

4歳（2019年）

1月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた9戦目は、B.アヴドゥラ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったワンダーエカルテにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月16日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5歳（2020年）

2月23日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウインメルシーを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

6月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエターナルヴィテスにハナ差届かず2着となった。

9月5日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの弥彦特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

6歳（2021年）

1月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた19戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

2021年3月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。