プラタルス（2019年生、母フレッチャロッサ）

プラタルス（2019年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀(ポルトガル語)+光(ポルトガル語)。銀光。本馬の毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時13歳）と交配したフレッチャロッサが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は信岡牧場。主な勝ち鞍は2023年の教養Cで騎手を目指せ特別(一般C3 12)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信岡牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって275万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ディアレストクラブによって605万円で落札された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

1月8日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

4歳（2023年）

7月17日、約18か月半の休み明けで迎えた2戦目は、教養Cで騎手を目指せ特別（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカフェティアラに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた3戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、いっくんお疲れ様特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモノノフブルーを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

8月19日、中2週で迎えた4戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、インワンシティングに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-7（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルオスカルに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、祝康平35歳記念特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5歳（2024年）

2月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデスヨネに3馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、コショウノキ特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のヴァイタリティを半馬身振り切って優勝

3月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ビッグリュウオーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月15日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゲンパチマイティーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた12戦目は、長雨特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

7月14日、中1週で迎えた13戦目は、盛夏特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、メイショウウズマサに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

デビュー前

打越勇児厩舎（高知）へ入厩。

7月28日、デビュー戦は妹尾浩一朗騎手を鞍上に据えて、一般C1-6（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月8日、中7週で迎えた14戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月20日、中3週で迎えた16戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

6歳（2025年）

2月2日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。