コウエイプリンセス（2011年生、母ダンツビューティ）

コウエイプリンセス（2011年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したダンツビューティが25歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地3戦0勝、地方30戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月27日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

3歳（2014年）

2月22日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

3月28日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた4戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のOS☆U蝶野晶美生誕二十歳記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月4日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のタカミツベイリーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったラヴチェイサーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月12日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラストカレンナに1馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラヴチェイサーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、タムザセカンドに交わされて2馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月1日、連闘で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ミサキジュエルに交わされて5馬身差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の小西健一・勝田宏美結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた20戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた21戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた22戦目は、3歳C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた24戦目は、なごやのお米「陽娘CUP」（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（9戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルバーペガサスに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

12月24日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のホーリー特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4歳（2015年）

1月3日、中0週で迎えた26戦目は、コスプレドリームカップ（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオキテに7馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月16日、中1週で迎えた27戦目は、葉牡丹特別（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、レディス&ヤングジョッキーズシリーズ2015 第1戦（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて最後はティーブラウニーと並んで4着同着となった。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（13戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エクセルバードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた30戦目は、太田恭央生誕40周年記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（14戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のヒロノメビウスに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月13日、中1週で迎えた31戦目は、菜の花特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（15戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（16戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフルミストパークに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月10日、中1週で迎えた33戦目は、俊輔くん志織さん結婚おめでとう（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（17戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のエポックライジンに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。