ハシノサンダー（1986年生、母ライトグリン）

ハシノサンダー（1986年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアスワン（当時7歳）と交配したライトグリンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

7月24日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 小雨/重）に出走。馬体重は390kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、逃げるミリオンスパークを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

10月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したクリダリアに3/4馬身届かず2着となった。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、3歳400万下の3歳抽せん馬特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のイージスバランスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1989年）

1月5日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた7戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず最後はニッショウハヤブサと並んで5着同着となった。

3月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳400万下の4歳抽せん馬特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた11戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館芝1800m 小雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4歳（1990年）

3月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のカシマシコンをクビ差制して久方ぶりの実戦をモノにした。

6月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上400万下（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は大江原哲騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウチミノブから1馬身3/4差の2着となった。

10月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。