ジャンボセイコ（1986年生、母スピーハード）

ジャンボセイコ（1986年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時9歳）と交配したスピーハードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）元道牧場。戦績は、中央平地31戦3勝。1988年のいちょうステークス(オープン)に勝利した他、1988年の芙蓉特別(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

9月10日、デビュー戦は成島正規騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウコウタカシに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（1戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリンドトライスターをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセキテイロマンをハナ差だけ差し切って負け無しの3連勝を決めた。

12月17日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（3戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で成島正規騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて7着に敗れた。

3月18日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で成島正規騎手（5戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月21日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で成島正規騎手（6戦3勝）。24頭立ての18番人気で21番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、20番手を追走し、4コーナーは19番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に終わった。

10月15日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の牝馬東京タイムズ杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は成島正規騎手（7戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（8戦3勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

12月10日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（9戦3勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成島正規騎手（10戦3勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

2月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、テレビ山梨杯（東京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で成島正規騎手（11戦3勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で成島正規騎手（12戦3勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた15戦目は、メイステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で成島正規騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月10日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で成島正規騎手（14戦3勝）。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

11月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた18戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90インターナショナルジョッキーズ1（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5歳（1991年）

1月15日、中2週で迎えた21戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初春賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月4日、約5か月半の休養明けで迎えた24戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は成島正規騎手（15戦3勝）。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で成島正規騎手（16戦3勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成島正規騎手（17戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は江田照男騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月19日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた29戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝2400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（7戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（8戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。