ラピスブラオ（2010年生、母キョウエイカナ）

ラピスブラオ（2010年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「瑠璃色（独）」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時13歳）と交配したキョウエイカナが18歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタッド。戦績は、中央平地7戦1勝、地方14戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田スタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月7日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のマルトクスパートに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月2日、中1週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3歳（2013年）

9月22日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

4歳（2014年）

3月1日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

9月24日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、優駿の里「安平町チーズ」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のアテーナに2馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

10月9日、中1週で迎えた9戦目は、にったん管内農協「よい食」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、JBC盛岡開催記念特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアテーナに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月4日、中1週で迎えた11戦目は、馬産地応援中京特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた13戦目は、寒昴特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた14戦目は、小山裕也騎手を鞍上に迎えて、れんぎょう賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上B2 C1（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

10月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた16戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、JAしずない万馬券特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた17戦目は、美唄産「雪蔵工房」新米特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、リコーエンツォにアタマ差交わされて2着となった。

12月13日、中5週で迎えた18戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノガーネットに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6歳（2016年）

1月20日、中4週で迎えた19戦目は、リボンさん特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフュージリアに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月10日、中2週で迎えた20戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、春寒特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた21戦目は、うるう年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。