チアズラック（1989年生、母メジロメラツク）

チアズラック（1989年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアサカシルバー（当時10歳）と交配したメジロメラツクが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村本牧場。戦績は、中央平地8戦5勝。1993年の仁川ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅谷禎高厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

8月15日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスピードデクタスに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスピードグッドに2馬身の差をつけて制した。

11月29日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイノエイションに7馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

12月20日、中2週で迎えた4戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 小雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（1993年）

1月24日、中4週で迎えた5戦目は、北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒデノリードをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

3月20日、中7週で迎えた6戦目は、仁川ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアメリカンシチーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月13日、約8か月の休養明けで迎えた7戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅谷正巳騎手（5戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた8戦目は、G3のウインターステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅谷正巳騎手（6戦4勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。