イアオニードル（2001年生、母ヒットザスポット）

イアオニードル（2001年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「マウイ島イアオ渓谷にある針の様な岩山」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時6歳）と交配したヒットザスポットが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地38戦4勝2着6回、中央障害2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月12日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は492kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

3歳（2004年）

5月2日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプライムタイムを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったマイネルアルバにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

4歳（2005年）

2月6日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

3月12日、中4週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に敗れた。

5月14日、中8週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のセルリアンシャチに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

7月9日、中5週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

8月13日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したタニノコザックにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月17日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、イーグルドライバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマコトエンペラーに約12馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったグランプリスターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月23日、中8週で馬体重を前走から32kg戻して迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の渡島特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったシルクウィザードに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月7日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゲットアウトに5馬身の差をつけて制した。

12月9日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた23戦目は、M.モンテリーゾ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6歳（2007年）

2月4日、中6週で迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

5月20日、中9週で迎えた26戦目は、4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたディアチャンス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦1勝）。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい17着に敗れた。

7月28日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の宮崎競馬100年記念（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた29戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田康誠騎手（8戦2勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた31戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

7歳（2008年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

6月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

8月2日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた34戦目は、3歳以上1600万下の宮崎ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8歳（2009年）

5月3日、約9か月の休み明けで迎えた35戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた36戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた37戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月25日、約4か月半の休養明けで迎えた38戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

9歳（2010年）

3月6日、約4か月半の休養明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコードから3/4馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中4週で迎えた40戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。