テンノフブキ（2002年生、母オフホワイト）

テンノフブキ（2002年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時9歳）と交配したオフホワイトが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山田政宏。戦績は、地方29戦10勝2着10回。2005年のサラブレッド大賞典(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宗綱泰彦厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2004年）

11月21日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチョコランタンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2005年）

1月2日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンクスリューオーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマスカテールを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を手に入れた。

5月5日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マスカテールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マスカテールに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアニマートに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアカルイに6馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月26日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦のローズ賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアトミックエージに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月30日、中2週で迎えた11戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハマナス賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッシンナイナーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモスサンダーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月16日、中4週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キクノサンデーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のはじめての金沢競馬記念三野グランプリ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のカストル特別（金沢ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（12戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミツアキトッキューに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスナークロビンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って8勝目を掴み取った。

4歳（2006年）

3月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた17戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は池田敦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5月23日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、しゃくなげ特別（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（14戦6勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコスモプレトリアを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて9勝目を手にした。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、競馬専門紙ホープ杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（15戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた20戦目は、一般B1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（16戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、書道・顔真流杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアバンティイモンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（18戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レーベンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中3週で迎えた23戦目は、ひでのり記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（19戦7勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた24戦目は、蔵重の店G-1あげはママ杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（20戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るチョウカイトップを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月24日、中1週で迎えた25戦目は、メグ&明子☆ダブル妹杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（21戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた26戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、もみじ特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したツルギエイブルマンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月5日、中1週で迎えた27戦目は、智美ちゃん誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（22戦8勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブラウトリートを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月5日、中3週で迎えた28戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（23戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイピッカリンにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

5歳（2007年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、千両特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。