シッティングブル（1986年生、母クリカンナ）

シッティングブル（1986年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のビッグディザイアー（当時8歳）と交配したクリカンナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、地方19戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月30日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず最後はカスタムヒロインと並んで11着同着となった。

6月17日、中3週で迎えた3戦目は、津曲幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月13日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカーニバルキッドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津曲幸夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

10月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で津曲幸夫騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたスバルボーイ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（1990年）

4月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で津曲幸夫騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で津曲幸夫騎手（8戦1勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で津曲幸夫騎手（9戦1勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月28日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津曲幸夫騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲幸夫騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

9月22日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲幸夫騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったシンパサイザーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津曲幸夫騎手（13戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で津曲幸夫騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

5歳（1991年）

4月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったバロネツトから1馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスギフリーから1馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中2週で迎えた21戦目は、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバンブールンバに1馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

6月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスギフリーから半馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた23戦目は、植栗守騎手を鞍上に迎えて、一般A1 A2（高崎ダート1900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウエイエイトから5馬身差の2着となった。

9月18日、中4週で迎えた26戦目は、一般A（高崎ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた27戦目は、一般A（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったバンブールンバから半馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、妙義山特別（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた29戦目は、一般A（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた30戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1992年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（11戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた34戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月17日、中2週で迎えた35戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見附正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月12日、約4か月の休み明けで迎えた36戦目は、小松征四郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた37戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小松征四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。