ショットメーカー（2019年生、母ポッドフィズ）

ショットメーカー（2019年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時16歳）と交配したポッドフィズが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。2022年の’22スターバーストカップに勝利した他、2022年の戸塚記念(S1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、千葉県馬主会国田正忠によって660万円で落札された。

張田京厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2021年）

10月28日、デビュー戦は張田昂騎手を鞍上に据えて、2歳戦のユーカリデビュー（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は550kg。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったルナチャイルドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアウデリアに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた3戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、2歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3歳（2022年）

2月3日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦の青鵐特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナショナルモールに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスハルター特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月26日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳戦のナティレイン特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のナティビット特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るピアツァサンマルコを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を獲得した。

9月1日、連闘で迎えた10戦目は、撫子特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネクサスエッジを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を収める

9月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（9戦3勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スピーディキックに交わされて3馬身差の2着となった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（10戦3勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月1日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた13戦目は、3歳オープンの’22スターバーストカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤギザオウに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中4週で迎えた14戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳オープンの三里塚記念（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（12戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したナッジを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、早春賞（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユアヒストリーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、こぼれ桜特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（14戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったデスティネにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた18戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（15戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレストカイザーを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って制した。

10月27日、約6か月の休養明けで迎えた19戦目は、菊花特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（16戦5勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた20戦目は、’23 まがたま賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（17戦5勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月22日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（18戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったヴィゴーレにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2024年）

1月17日、中3週で迎えた22戦目は、船橋の名伯楽記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（19戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

2月9日、中2週で迎えた23戦目は、ポイント10倍!船橋のSPAT4賞（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（20戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシティーオブスターをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

2月26日、中1週で迎えた24戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（21戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4月12日、中6週で迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、エイプリル賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入った。

5月21日、中5週で迎えた26戦目は、’24武蔵国オープン（浦和ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマテリアルガールにアタマ差届かず2着に甘んじた。

6月13日、中2週で迎えた27戦目は、中原オープン（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田昂騎手（22戦6勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。