シルバーフォンテン（2010年生、母オレンジアベニュー）

シルバーフォンテン（2010年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したオレンジアベニューが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は寺井文秀。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方21戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の幸手ハッピーハンド賞(一般C1四)。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

5月4日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったカラダドリームに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたジオメトリー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

10月29日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4歳（2014年）

1月7日、中4週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったケンブリッジアリスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた14戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた16戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた18戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた20戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリバーフルパワーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月3日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るライブリーソウルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2015年）

1月13日、中3週で迎えた23戦目は、睦月賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた24戦目は、春菊賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタツノオトシゴを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って3勝目をマークした。

3月27日、中2週で迎えた26戦目は、幸手ハッピーハンド賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミッキーメロディに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月29日、中4週で迎えた27戦目は、新緑特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の稲荷山特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた29戦目は、ほたる賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月29日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

6歳（2016年）

2月6日、中9週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

3月26日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。