ラッキーデージ（1984年生、母ブラウンデージ）

ラッキーデージ（1984年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時10歳）と交配したブラウンデージが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の桜島特別(900万下)。

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月19日、デビュー戦は岩元市三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

3歳（1987年）

2月22日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヒカルプレスを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

3月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、柴田光陽騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1700m 晴/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

5月16日、中7週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩元市三騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったラッキードールにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月27日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩元市三騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩元市三騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月18日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩元市三騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩元市三騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩元市三騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のリープハーバーに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月20日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩元市三騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で岩元市三騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

1月24日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩元市三騎手（11戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岩元市三騎手（12戦2勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツキノラデカルに2馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

3月5日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の5歳以上1400万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岩元市三騎手（13戦3勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で岩元市三騎手（14戦3勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のなにわステークス（阪神芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で岩元市三騎手（15戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で岩元市三騎手（16戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月24日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1400万下のやまなみステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で岩元市三騎手（17戦3勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の天草ステークス（小倉芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で岩元市三騎手（18戦3勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は17戦連続で岩元市三騎手（19戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンザンヒムカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

9月24日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は18戦連続で岩元市三騎手（20戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネシャイネを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を手にした。

10月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上1400万下の貴船ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で岩元市三騎手（21戦5勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

11月26日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の花園ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で岩元市三騎手（22戦5勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で岩元市三騎手（23戦5勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5歳（1989年）

1月21日、中3週で迎えた26戦目は、5歳以上1400万下の北山ステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は22戦連続で岩元市三騎手（24戦5勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。