オリビアフォンテン（2003年生、母ヘルスファースター）
Olivia Fountain
2003.04.01
オリビアフォンテン（2003年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時14歳）と交配したヘルスファースターが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はマル良牧場。戦績は、地方39戦4勝2着6回。2007年のTCKディスタフ(牝S3)で2着に入った他、2008年の東京シンデレラマイル(牝S3)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、マル良牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、吉橋計によって420万円で落札された。
波多野健厩舎（船橋）へ入厩。
2歳（2005年）
6月24日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は451kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
9月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のホワイトタキシードに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
10月25日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のハロウィーン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。
11月21日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサムライダマシイに詰め切れず、3馬身差の2着となった。
12月13日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルハチタイドを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って勝利をモノにする
3歳（2006年）
1月10日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の若鷹特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のサワライチバンを3/4馬身振り切って優勝
2月8日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンのユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。10頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。
3月13日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の内外タイムス盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。
4月26日、中5週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦2勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。
5月24日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露し、4着に入り込んだ。
6月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。
10月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、リゲル賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。
11月2日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。
12月8日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の富里特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。
4歳（2007年）
1月11日、中4週で迎えた15戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。
2月6日、中3週で迎えた16戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。
2月28日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。
5月1日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦の昇竜特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカネゼンクラウスを差し切れず、4馬身差の2着となった。
6月24日、中7週で迎えた19戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のジューンブライド賞（大井ダート1600m 内回り 雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。
7月25日、中3週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、末広特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヤマトタケルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。
8月21日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の処暑特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビッグライデンに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。
9月27日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の夢待月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったサクセスラゴーラにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
10月31日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したパフィオペディラムを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。
12月5日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。
12月30日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦2勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。
5歳（2008年）
3月7日、中9週で迎えた26戦目は、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。
4月4日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のアンデルセン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。
4月18日、中1週で迎えた28戦目は、箱根宿特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、4着に入り込んだ。
5月9日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の江戸川特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
10月29日、約6か月の休養明けで迎えた30戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、5着に入り込んだ。
12月30日、中8週で迎えた31戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。
6歳（2009年）
1月21日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定Jpn3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（10戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。
3月13日、中6週で迎えた33戦目は、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。
4月2日、中2週で迎えた34戦目は、スプリングスタートマイル（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（12戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。
5月4日、中4週で迎えた35戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったブラックサーボにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。
6月11日、中4週で迎えた36戦目は、短夜特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。
8月10日、中8週で迎えた37戦目は、牝馬限定戦の’09アデレードシティカップ（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
9月16日、中4週で迎えた38戦目は、牝馬限定のハンデS2のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。
10月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。