ツウカイエオス（2017年生、母ホクトブルーバード）

ツウカイエオス（2017年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する曙の女神の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したホクトブルーバードが22歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤泰博。主な勝ち鞍は2020年のラブトラきーぽん賞(一般B42 C11)。

経歴

デビュー前

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月23日、デビュー戦はS.フォーリー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月4日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、新冠湖賞（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプラチナスターを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャヌーテソーロを凄まじい末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

6月30日、中2週で迎えた7戦目は、シャクヤク特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、室蘭チキウ岬灯台100年特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスノープリンセスを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月19日、中2週で迎えた10戦目は、共済ホール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、サッポロ生ビール黒ラベル特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャヌーテソーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

9月15日、中1週で迎えた12戦目は、ラブトラきーぽん賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランロディアに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月29日、中1週で迎えた13戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、キンモクセイ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。