ジャヌーテソーロ（2016年生、母スクリーマー）

ジャヌーテソーロ（2016年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「山の名+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時16歳）と交配したスクリーマーが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は石郷岡雅樹。主な勝ち鞍は2020年のリンドウ特別(一般C22 C31)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、津田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、了德寺健二によって885.6万円で落札された。

安田武広厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2019年）

7月23日、デビュー戦は小林靖幸騎手を鞍上に据えて、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。馬体重は514kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエスシーヴァローナを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で小林靖幸騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアスールプラージャに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 雨/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で小林靖幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったネフェルリリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月12日、中2週で迎えた4戦目は、ホクレンの卵「樹のめぐみ」賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林靖幸騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったデスパシートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月24日、中5週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林靖幸騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したサダムシオイノモリを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4歳（2020年）

6月11日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、ツウカイエオスに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月1日、中2週で迎えた7戦目は、イドンナップ岳賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフレアリングキングを半馬身振り切って下馬評通りの実力を証明した。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、室蘭チキウ岬灯台100年特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったフレアリングキングに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールド特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた10戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、羊のまち士別特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサターンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、サッポロ生ビール黒ラベル特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、ツウカイエオスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、リンドウ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のビッグクロワールに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月29日、中1週で迎えた13戦目は、キバナコスモス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったツウカイヴィータに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月27日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、北海道とともに、世界へ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月30日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月29日、約7か月の休み明けで迎えた16戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。