タヤスオーキッド（1992年生、母ホクトビユーテイ）

タヤスオーキッド（1992年3月9日）は、日本の競走馬。毛色は芦毛。種牡馬のテンパレートシル（当時8歳）と交配したホクトビユーテイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回、地方21戦2勝2着3回。1994年のコスモス賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

7月10日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月17日、連闘で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカイザーアローに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中5週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（函館ダート1000m 雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、テイエムロケットに3/4馬身交わされて2着となった。

9月25日、中1週で迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3歳（1995年）

1月15日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

2月5日、中2週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

6月18日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったアルファベイビーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のドウカンハーモニーに2馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を物にした。

12月2日、連闘で迎えた15戦目は、D.ビードマン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（1996年）

3月9日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の’96ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、ネプチューン特別（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月14日、中3週で迎えた21戦目は、ミランダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた22戦目は、アンタレス特別（旭川ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野望騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウメイイチバンから1馬身半差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、シリウス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野望騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた24戦目は、赤レンガ記念（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野望騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた25戦目は、更別特別（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小野望騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のフレアリングルーラに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月8日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた26戦目は、高田大輔騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディトップに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

12月22日、中1週で迎えた27戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田大輔騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーブルマックスから1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（1997年）

1月5日、中1週で迎えた28戦目は、サラブレッド大賞典（荒尾ダート2150m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高田大輔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた29戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったメーカーロッキーから半馬身差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた30戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた32戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた33戦目は、吉田隆三騎手を鞍上に迎えて、開設69周年記念（荒尾ダート2150m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月7日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、ガーネットスター特別（旭川ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は小野望騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた35戦目は、阿寒湖特別（帯広ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた36戦目は、十勝岳特別（帯広ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野望騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、中井博一騎手を鞍上に迎えて、南幌特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月28日、中7週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた38戦目は、深野塁騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた39戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1998年）

3月5日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた40戦目は、水久保敏美騎手を鞍上に迎えて、春光特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。