キムケンドリーム（2017年生、母スターペスミツコ）

キムケンドリーム（2017年5月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「屋号+夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したスターペスミツコが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月13日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るベーリーオクルスを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスの黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3歳（2020年）

1月19日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのメルボルントロフィー（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

9月19日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、勝ったプリティーチャンスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したクラウンデザイアーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウアサヒをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの八女特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた13戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のダンツチョイスに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月23日、中5週で迎えた14戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月22日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの遠州灘ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月30日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの東北ステークス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のラボエームをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

6月19日、中6週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小沢大仁騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定Jpn3のブリーダーズゴールドカップ（門別ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

10月15日、中8週で迎えた20戦目は、太秦ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

11月27日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンのカノープスステークス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2022年11月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。