ウインフィエルテ(2020年生、母ギガンティア)
Win Fierte
2020.04.18
ウインフィエルテ(2020年4月18日)は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+誇り(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のShanghai Bobby(当時10歳)と交配したギガンティアが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は斉藤スタッド。主な勝ち鞍は2023年の3歳。
経歴
デビュー前
1歳のとき、斉藤スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、コスモヴューファームによって935万円で落札された。
加用正厩舎(栗東)へ入厩。
2歳(2022年)
9月3日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬(札幌芝1500m 晴/良)に出走。馬体重は480kg。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。
10月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利(阪神芝1400m 曇/稍重)に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい7着に敗れた。
3歳(2023年)
3月11日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利(中京芝1400m 晴/良)に出走。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。
4月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利(阪神ダート1800m 晴/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手(1戦0勝)。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。
5月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利(京都ダート1800m 雨/不良)に出走。鞍上は松若風馬騎手(1戦0勝)。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。
6月18日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利(阪神ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は和田竜二騎手(2戦0勝)。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。
8月2日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の蝉時雨特別(笠松ダート1400m 晴/良)に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手(3戦0勝)。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったスターペスカオリに詰め切れず、6馬身差の2着となった。
8月31日、中3週で迎えた8戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳(笠松ダート1400m 曇/良)に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーアーギュメントに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。
9月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳(笠松ダート1400m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手(1戦1勝)。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラミシェルに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。
10月30日、中6週で迎えた10戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳(大井ダート1600m 内回り 晴/良)に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヘウレシスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
11月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2九十(大井ダート1600m 内回り 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手(1戦1勝)。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
12月6日、中2週で迎えた12戦目は、C2八 九 十(大井ダート1600m 内回り 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手(2戦1勝)。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、マイネルボンバーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
4歳(2024年)
1月23日、中6週で迎えた13戦目は、一般C2十三十四(大井ダート1600m 内回り 晴/不良)に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手(3戦1勝)。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
6月5日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一(大井ダート1600m 内回り 晴/稍重)に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、伸びてきたアイスラリマー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
7月8日、中4週で迎えた15戦目は、一般C2八九(大井ダート1200m 晴/稍重)に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手(1戦0勝)。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ローザにクビ差交わされて2着に甘んじた。
7月31日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2八九(大井ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手(2戦0勝)。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったピースフルタイムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
8月15日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六七(大井ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手(3戦0勝)。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のフレンドキングを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。
9月13日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2三四五(大井ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手(4戦1勝)。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。
11月8日、中7週で迎えた19戦目は、ありがとう59年!未来へGO!(笠松ダート1400m 晴/良)に出走。鞍上は渡辺竜也騎手(2戦2勝)。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエールミネルヴァに1馬身半の差をつけて5勝目を手中に収めた。