トウブグランデー（1985年生、母ハーデイロマン）

トウブグランデー（1985年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグランデイオース（当時8歳）と交配したハーデイロマンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はつつみ牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方20戦8勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年のシドニートロフィー(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中山朝雄厩舎（中津）へ入厩。

2歳（1987年）

9月6日、デビュー戦は沼沢英知騎手を鞍上に据えて、3歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったダツクベイビーから3馬身差の2着となった。

10月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沼沢英知騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沼沢英知騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコメツトホープをアタマ差制して初白星を挙げた。

3歳（1988年）

4月26日、約6か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳（帯広ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で沼沢英知騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた6戦目は、4歳（帯広ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沼沢英知騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月11日、連闘で迎えた7戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、4歳（旭川ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた8戦目は、正木洋美騎手を鞍上に迎えて、4歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた9戦目は、4歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーネツトキングからアタマ差の2着に甘んじた。

6月21日、中2週で迎えた10戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、4歳（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のリバーストンオーザをハナ差制して勝利をモノにする

7月12日、中2週で迎えた11戦目は、高岡秀行騎手を鞍上に迎えて、4歳（帯広ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高岡秀行騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着を確保した。

8月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は米川昇騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーアロイに半馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月15日、連闘で迎えた14戦目は、一般D（札幌(地)ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は高岡秀行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のレジエンドスターに3馬身の差をつけて4勝目をマークした。

8月25日、中0週で迎えた15戦目は、門別トレセン特別（札幌(地)ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は米川昇騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサヒウイングからハナ差の2着に甘んじた。

10月9日、中5週で迎えた16戦目は、吉原正和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナエボラオウをアタマ差制して勝利をモノにする

10月31日、中2週で迎えた17戦目は、かささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原正和騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のバードチカラに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月6日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原正和騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカンキョウゴールドに5馬身の差をつけて優勝

12月12日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原正和騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のボーベルズに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月25日、中1週で迎えた20戦目は、中島記念（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原正和騎手（4戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカリシャダイから3/4馬身差の2着となった。

4歳（1989年）

2月5日、中5週で迎えた21戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた22戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

3月4日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の甲山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

4月22日、中1週で迎えた26戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の高瀬川特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のシンアレグロを3/4馬身振り切って優勝

6月10日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の水無月ステークス（阪神芝1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた30戦目は、5歳以上1400万下の桶狭間ステークス（中京芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の西日本スポーツ杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた32戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5歳（1990年）

2月18日、約7か月の休養明けで迎えた33戦目は、5歳以上900万下の早鞆特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（9戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下の甲山特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東田幸男騎手（10戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月31日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下の白鷺特別（阪神芝2500m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で東田幸男騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で東田幸男騎手（12戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダーレンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月12日、中2週で迎えた38戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

6月9日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の灘ステークス（阪神芝2500m 雨/不良）に出走。鞍上は東田幸男騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、アインステルンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月30日、中2週で迎えた40戦目は、桶狭間ステークス（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で東田幸男騎手（14戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。