メルトインハニー（2000年生、母アメリカンテースト）

メルトインハニー（2000年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「彼女に溶ける」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したアメリカンテーストが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着2回、地方14戦1勝2着3回。2002年の野菊賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、山本武司によって1,470万円で落札された。

桜田勝男厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2002年）

6月23日、デビュー戦は関本浩司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月4日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったノーモアウオーから5馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で関本浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた4戦目は、2歳地方重賞の野菊賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ローマンキングにクビ差交わされて2着となった。

10月12日、中5週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた5戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月28日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関本浩司騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は関本浩司騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったフルグラトルから1馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、2歳A2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のモリユウカザンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月8日、中5週で迎えた12戦目は、3歳500万下の黄梅賞（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ジャズアップに交わされて3馬身半差の2着となった。

4月12日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーホウジョオーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェネスサンダーを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

7月13日、中9週で迎えた16戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた17戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月13日、約4か月半の休み明けで迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた19戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた21戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

2月7日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

2月29日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月19日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

7月21日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた26戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、シリウス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた30戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月26日、中4週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5歳（2005年）

2月12日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた32戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3月15日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーレイン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月9日、中3週で迎えた34戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月6日、中5週で迎えた36戦目は、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7月2日、中3週で迎えた37戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は南田雅昭騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。