ウエルスブイ（2000年生、母ケイファイヤー）

ウエルスブイ（2000年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「強い、良い馬になってほしい（良い＋Ｖサイン）」。毛色は鹿毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時16歳）と交配したケイファイヤーが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、地方42戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の一般C1 C2(牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、下河辺牧場から「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

鈴木冨士雄厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2003年）

6月11日、デビュー戦は堀千亜樹騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1190m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ドラゴンフェイスに交わされて1馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で堀千亜樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフジタカドリームに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀千亜樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のシルフリバイバルをクビ差振り切って2勝目を手にした。

8月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のハイビスカス特別（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で堀千亜樹騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀千亜樹騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で堀千亜樹騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のデンゼルフォンテンを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月21日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の伊勢菊特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で堀千亜樹騎手（6戦3勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1八九（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で堀千亜樹騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1八九十（大井ダート1490m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で堀千亜樹騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で堀千亜樹騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（2004年）

1月6日、連闘で迎えた11戦目は、迎春特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で堀千亜樹騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた12戦目は、荏原特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で堀千亜樹騎手（11戦3勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた13戦目は、世田谷区特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で堀千亜樹騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3月15日、中4週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で堀千亜樹騎手（13戦3勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で堀千亜樹騎手（14戦3勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月20日、中5週で迎えた16戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で堀千亜樹騎手（15戦3勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったナイスドラゴンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で堀千亜樹騎手（16戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、スナッグランナーにクビ差交わされて2着となった。

10月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアヅマランファストに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエクシードリミットに2馬身の差をつけて制した。

5歳（2005年）

1月17日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のスギノビューティーに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

2月3日、中1週で迎えた24戦目は、東風特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた25戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた26戦目は、うしかい座特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月12日、中6週で迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

8月11日、約3か月の休み明けで迎えた28戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（9戦2勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のくじら座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（10戦2勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦の爽秋特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

6歳（2006年）

2月27日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた31戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1七（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1七 C2四（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（12戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（13戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（14戦2勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた37戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（15戦2勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定戦のてんびん座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（16戦2勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月19日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた39戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた40戦目は、一般C2二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月21日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた41戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた42戦目は、一般C2二三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。