シャンパンカラー（2020年生、母メモリアルライフ）

シャンパンカラー（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「最上級のダイヤモンド」。毛色は栗毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したメモリアルライフが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年のNHKマイルカップ(G1)に勝利した他、2023年のニュージーランドトロフィー(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月29日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリラックスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中3週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヒップホップソウルをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

3歳（2023年）

1月15日、中6週で迎えた3戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月7日、中3週で迎えた5戦目は、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のウンブライルをアタマ差振り切って3歳マイル王の座を掴み取った。

6月4日、中3週で迎えた6戦目は、G1の農林水産省賞典安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

4歳（2024年）

2月18日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい16着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G1の高松宮記念（中京芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚に勢いがなく17着に終わった。

12月21日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

5歳（2025年）

2月9日、中6週で迎えた10戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。