キタサンキュウコウ（1999年生、母フライングレイデイ）

キタサンキュウコウ（1999年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時11歳）と交配したフライングレイデイが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は古海牧場。戦績は、地方39戦9勝2着5回。2006年のはなみづき特別(一般)に勝利した他、2005年の上川生産連特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、古海秀一から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、川島るみによって472.5万円で落札された。

川島正行厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

12月21日、デビュー戦は佐藤隆騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は495kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルビーワシントンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月27日、中7週で迎えた3戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

8月26日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフィーンドウーマンに4馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

9月2日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテアトルサンカルロに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のナティーレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイタクリムジンに4馬身の差をつけて制した。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、東金特別（船橋ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ネスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、照葉特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオートハヤヒデに5馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月5日、中1週で迎えた10戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤祐樹騎手（5戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた11戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤祐樹騎手（6戦4勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のオーゴンエースに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月26日、中2週で迎えた12戦目は、師走特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤祐樹騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月20日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤祐樹騎手（8戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月30日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

7月22日、中2週で迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の盛夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のオーガスト特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したハートブレイクヒルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月3日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた18戦目は、カムイユカラ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月7日、中4週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るスーパームーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

12月5日、中3週で迎えた20戦目は、冬日和特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた21戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5歳（2004年）

1月13日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮戦したが、伸びてきたピットイン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月23日、中5週で迎えた23戦目は、春風特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョージシャトルを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って8勝目を挙げた。

3月22日、中3週で迎えた24戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のマーチ特別（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた25戦目は、大かわさき宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦のミネルヴァ賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のオーガスト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた28戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤裕太騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ブルーローレンスに交わされて3馬身差の2着となった。

10月22日、中6週で迎えた29戦目は、錦秋特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、メルクリオスにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月18日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦のノベンバー特別（船橋ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6歳（2005年）

8月18日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた31戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、上川生産連特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。3着に入った。

9月15日、中3週で迎えた32戦目は、スキャン賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた33戦目は、がんばれ地方競馬特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、Aiba浦河全員集合特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた35戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた36戦目は、門別町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（2006年）

1月8日、中7週で迎えた37戦目は、浅沼傑騎手を鞍上に迎えて、菊池川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた38戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅沼傑騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

3月22日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた39戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、はなみづき特別（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアラビアンカラーに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。