スノートブリーズ（1990年生、母ユタカビゼン）

スノートブリーズ（1990年5月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のベリフア（当時14歳）と交配したユタカビゼンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着1回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の韓国騎手招待（2）(500万下)。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

5月2日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のオーツベッドを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月2日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したグレースジョオーに半馬身届かず2着となった。

10月30日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の精進湖特別（東京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月21日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4歳（1994年）

9月11日、約10か月の休み明けで迎えた10戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の鹿島灘特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーワフェンクルを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（7戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

1月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（9戦1勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた20戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の韓国騎手招待（2）（中山芝2000m 雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキクノシンザンに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月8日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた24戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の栗子特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の北上特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月16日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（東京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（10戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（11戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（12戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた31戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95インターナショナルジョッキーズ1（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上900万下の北総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（7戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6歳（1996年）

2月7日、中7週で迎えた33戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた34戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービーモーターから3/4馬身差の2着となった。

3月2日、連闘で迎えた35戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。