カシマラージャ（1988年生、母スカツシユソロン）

カシマラージャ（1988年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時15歳）と交配したスカツシユソロンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地31戦5勝2着2回、地方8戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の市川ステークス(ハンデ)。

経歴

デビュー前

飯塚好次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月3日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニッポーファラオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月19日、中8週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月13日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のグレートスパイラルに3馬身半の差をつけて休み明け初戦を制した。

11月9日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサテライトオーに7馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月22日、中2週で迎えた8戦目は、’91フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた9戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

9月19日、約7か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は水野貴広騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のセントミリオンに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

10月31日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月13日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた16戦目は、’92フェアウェルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた17戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたダッシュフドー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月6日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた19戦目は、東風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したマリンジェットに半馬身届かず2着に敗北した。

3月27日、中3週で迎えた20戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月10日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた23戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、テレビ静岡賞（東京ダート2100m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた24戦目は、霜月ステークス（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の市川ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイブキマイオーギを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。

6歳（1994年）

1月6日、中3週で迎えた26戦目は、ガーネットステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は水野貴広騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月19日、中2週で迎えた28戦目は、G2のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3のマーチステークス（中山ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場均騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦でオープンの韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた31戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6月18日、中7週で迎えた32戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホクグラスから8馬身差の2着となった。

7月30日、中5週で迎えた33戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサハポネスに1馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

8月27日、中3週で迎えた34戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた35戦目は、一般（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウットマンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月5日、中5週で迎えた36戦目は、一般（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタンホイザーをクビ差制して8勝目を掴み取った。

11月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のブリザードに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7歳（1995年）

5月6日、約5か月半の休み明けで迎えた38戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた39戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（6戦4勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。