ニットウミューズ（2008年生、母ニットウダンシング）

ニットウミューズ（2008年2月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時20歳）と交配したニットウダンシングが16歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方26戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2012年の横手やきそば平泉初上陸レース(一般B2)。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

12月11日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月5日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた4戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月20日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

4月2日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

12月5日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワタリタケノハナをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、最高級江刺りんごレース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、2011ファイナル JA江刺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルフューラーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2012年）

1月8日、連闘で迎えた10戦目は、はまゆり賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、まんさく賞（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノエベレストに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、じんちょうげ賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、全力騎乗で被災地に元気と勇気を（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた16戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、平庭闘牛大会しらかば場所レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スウィープザボードに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、横手やきそば平泉初上陸レース（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバクソクトレインをクビ差振り切って優勝

10月6日、中1週で迎えた19戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた20戦目は、もみじ賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、盛岡ブランド大集合レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったラヴセンスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2013年）

4月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた22戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた23戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

11月3日、約6か月半の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

6歳（2014年）

1月19日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嘉藤貴行騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた28戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、前沢牛まつりレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた29戦目は、やまぼうしレース（盛岡芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた30戦目は、色鮮やか衣川りんどうレース（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るルミナスヘイローをクビ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

7月19日、中3週で迎えた31戦目は、南昌山賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた32戦目は、久慈流灯祭納涼花火大会レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千田洋騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた33戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた34戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B2十（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた35戦目は、コスモバルクメモリアル（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた36戦目は、グリーンチャンネルカップ（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた37戦目は、サーモンハーフマラソンレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた38戦目は、北三陸冬の市レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。