リッキーワンスモア（2009年生、母アイラブユーモア）

リッキーワンスモア（2009年5月24日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したアイラブユーモアが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元茂修一。戦績は、地方29戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年のシルバーサドル賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

内田勝義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2011年）

8月20日、デビュー戦は持原大志騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のチェックメイトに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはつかり特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドアイドル特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3歳（2012年）

3月1日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のなのはな賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビナムーンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

5月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったクレージーデイジーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（8戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

12月6日、中3週で迎えた14戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（10戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

4歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の一般C2（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（11戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた17戦目は、よみうりランド賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で張田京騎手（12戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月22日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

8月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（13戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月4日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 雨/良）に出走。鞍上は張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウエイプレアーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた21戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（船橋ダート1000m 小雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサナオリアに7馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、快足賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（14戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた23戦目は、和正&圭美結婚記念日 2013（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（15戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の勝負根性でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入った。

12月19日、中1週で迎えた25戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、オンワードナスキーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5歳（2014年）

1月10日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、宮城おおさき高橋英文引退記念（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のガバナーリヴァイヴに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月19日、中5週で迎えた27戦目は、春告草特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた28戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は張田昂騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた29戦目は、春雷特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。