ビービーファルコン（2004年生、母スイートバミューダ）
B B Falcon
2004.05.14
ビービーファルコン（2004年5月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ハヤブサ」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時17歳）と交配したスイートバミューダが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着2回、地方10戦1勝2着2回。2011年のパール特別(一般)に勝利した他、2012年のマンハッタンカフェ・プレミアム(一般)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2007年）
3月4日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。
4月28日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。
5月27日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラシンドバッドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
6月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のワキノパワーに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
7月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。
8月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
4歳（2008年）
1月12日、約5か月半の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
2月9日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。
3月23日、中5週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。
4月26日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中勝春騎手（9戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。
6月8日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中勝春騎手（10戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。
7月13日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中勝春騎手（11戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のショウナンラヴァーに1馬身1/4の差をつけて優勝
8月16日、中4週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、スクリーンヒーローにクビ差交わされて2着に惜敗した。
9月13日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。
10月25日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（12戦2勝）。17頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。
11月15日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の晩秋特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（13戦2勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。
12月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシグナリオをハナ差振り切って優勝
5歳（2009年）
1月10日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（15戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のモンテクリスエスをハナ差振り切って制した。
2月15日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（16戦4勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。
6歳（2010年）
12月11日、約22か月の休み明けで迎えた20戦目は、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。
7歳（2011年）
1月5日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。
2月19日、中5週で迎えた22戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。
4月9日、中6週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（17戦4勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。
6月1日、中7週で迎えた24戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、パール特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のリフレックスを半馬身振り切って久々に白星を挙げた。
8歳（2012年）
5月30日、約12か月の休み明けで迎えた25戦目は、たきかわ菜の花特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。
6月28日、中3週で迎えた26戦目は、マンハッタンカフェ・プレミアム（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったサクラサクラサクラに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。
7月25日、中3週で迎えた27戦目は、「うらかわ馬フェスタ」特別（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンブイダンスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
10月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、五稜郭特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。
11月15日、中3週で迎えた29戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。
12月20日、中4週で迎えた30戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ウインターイルミネーション賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。
9歳（2013年）
1月4日、中1週で迎えた31戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。
2月1日、中3週で迎えた32戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、如月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。
2月11日、中0週で迎えた33戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の建国記念の日特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。