マイネグレヴィル（2011年生、母マイネポリーヌ）

マイネグレヴィル（2011年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ノルマンディー地方にある断崖名」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時26歳）と交配したマイネポリーヌが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回。2013年の札幌2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2014年のフラワーカップ(牝G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月14日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマジックタイムに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月10日、中3週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

8月31日、中2週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の札幌2歳ステークス（函館芝1800m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レッドリヴェールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月2日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳重賞のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、6着に終わった。

12月22日、中6週で迎えた5戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

3月21日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はパシフィックギャルと並んで2着同着となった。

4月27日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

9月13日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月19日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（6戦0勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

12月21日、中8週で迎えた12戦目は、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

4歳（2015年）

1月31日、中5週で迎えた13戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

3月15日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月25日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（9戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月14日、中6週で迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったネコタイショウに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の日高特別（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったネオリアリズムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月3日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（11戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

11月1日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（12戦0勝）。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで懸命に走り抜いたが、ブリュネットに半馬身交わされて2着となった。

11月29日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（13戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい18着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（14戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を5馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

2月13日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（15戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のバンゴールに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

3月20日、中4週で迎えた26戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、6着を確保した。

6月5日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の垂水ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のオースミナインを3/4馬身振り切って3勝目を収める

7月3日、中3週で迎えた29戦目は、巴賞（函館芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月13日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

12月17日、中4週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデ重賞のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（16戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6歳（2017年）

1月5日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。