コスモワンスモア（2002年生、母Prospect Fever）

コスモワンスモア（2002年8月26日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋もう一度」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のRed Ransom（当時15歳）と交配したProspect Feverが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地5戦0勝、地方39戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2006年の一般C8。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

5月7日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2006年）

2月12日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた3戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンビクトリーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、つくし賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた5戦目は、一般C18（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカホークに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

5月20日、中5週で迎えた7戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた9戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイセイセレクトに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

8月10日、中1週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のスリーインディをアタマ差振り切って優勝

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヘイセイセレクトに1馬身半の差をつけて5勝目を挙げた。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、鷺草特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオグリサンライズに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、尾花特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のホウライシーザーに1馬身半の差をつけて7勝目を手にした。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、茶臼山高原特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（7戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた19戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（8戦5勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモジャーニーに半馬身交わされて2着となった。

5歳（2007年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスリーインディに2馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、万両特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（10戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（11戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサカイヤオーセリナを半馬身振り切って9勝目をつかんだ。

2月5日、連闘で迎えた23戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡部誠騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キングアワードに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡部誠騎手（13戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡部誠騎手（14戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた26戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、青木さん長い間ご苦労さん記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた27戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた28戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（15戦7勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたネバーフューチャー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた29戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（16戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のカネタマルに1馬身の差をつけて10勝目を達成した。

6月19日、中1週で迎えた31戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、南天特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた32戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた33戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったギオンフクサカエに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月18日、中5週で迎えた35戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（17戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた37戦目は、紅葉特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた38戦目は、晩秋特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（18戦7勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月20日、中2週で迎えた39戦目は、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（19戦7勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた40戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（20戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた41戦目は、初雪特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（21戦7勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピクシーザダンスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6歳（2008年）

1月1日、中1週で迎えた42戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた43戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた44戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、サクラフーガに交わされて2馬身半差の2着となった。