ケイエススワン（1997年生、母スパニッシュサーチ）

ケイエススワン（1997年3月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時13歳）と交配したスパニッシュサーチが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着7回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の伏拝特別(500万下)。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

5月28日、デビュー戦は佐伯清久騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったユーコーフォエバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のモリチャンスに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

8月5日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルサンミッキーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

9月3日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐伯清久騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったエイシンダンカークにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月1日、中3週で迎えた7戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエスケーロイヤルに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月22日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐伯清久騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4歳（2001年）

3月25日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（阪神ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

4月28日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐伯清久騎手（9戦1勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上900万下の御池特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐伯清久騎手（10戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で佐伯清久騎手（11戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐伯清久騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で佐伯清久騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐伯清久騎手（14戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐伯清久騎手（15戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったエルウェームサシに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で佐伯清久騎手（16戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で佐伯清久騎手（17戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったインターウィッシュに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中2週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したトーセンスウォードにアタマ差届かず2着に甘んじた。

11月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノツルギに2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（18戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月24日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（19戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったバンブーユキヒメにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐伯清久騎手（20戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月13日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた27戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

2月17日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は佐伯清久騎手（21戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。15着に終わった。

7月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた31戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

12月31日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’02グローリーカップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。