オーファメイ（2009年生、母タイトルド）

オーファメイ（2009年5月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「レイモンド・チャンドラー作『かわいい女』に登場する若い娘の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したタイトルドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、地方24戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったショウナンマオにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヒシタイフーンに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、カテキンパワーに交わされて1馬身半差の2着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた5戦目は、畑中孝文43歳誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピンヒーローに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2013年）

3月2日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

11月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

5歳（2014年）

2月15日、中8週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月20日、中8週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月18日、中2週で迎えた12戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

7月13日、中7週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた16戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

11月9日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチェルシーダンスを強烈な末脚で3/4馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

11月22日、中1週で迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、おひつじ座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタケノサッチャーに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月20日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したチャッピーに半馬身届かず2着に敗北した。

6歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったタケノサッチャーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

1月24日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた22戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、立春特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカシノマイラヴに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

3月21日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた26戦目は、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた28戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩永千明騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた29戦目は、秋初月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴールドパールに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた30戦目は、百日草賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月27日、連闘で迎えた34戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた35戦目は、野路菊賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた36戦目は、霜降賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバイオレットフィズに詰め切れず、9馬身差の2着となった。