ハッピーウェーブ（2009年生、母ゴシップクイーン）

ハッピーウェーブ（2009年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「幸せ＋波」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時10歳）と交配したゴシップクイーンが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方31戦15勝2着4回。2014年の’14クリスタルナイトカップ(牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

11歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、日進牧場によって330万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月17日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入った。

3歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入った。

2月12日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月9日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月20日、中6週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマーブルメーカーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマトサクラコを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマーブルメーカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウレガートに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコウエイリョウマをハナ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月18日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマンテンパパを3/4馬身振り切って怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2013年）

6月17日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジギーに2馬身半の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月16日、中3週で迎えた14戦目は、美浦の吟しゃり光一点（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のブラックリバイバルに2馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

8月5日、中2週で迎えた15戦目は、立秋特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴィップクオリティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

9月9日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスマートファミリアに2馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、シルバーブライドル賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた18戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦4勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5歳（2014年）

3月17日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフルーツサンデーに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月11日、中3週で迎えた20戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦5勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したマシェリーアンジュにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月7日、中3週で迎えた21戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るドルフィンを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月19日、中1週で迎えた22戦目は、つつじ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュウニントイロに3馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月17日、中7週で迎えた23戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず3着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定オープンの’14クリスタルナイトカップ（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（8戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したマルカンパンサーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月16日、中4週で迎えた25戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（9戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

10月14日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、古都特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

11月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2015年）

4月2日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、卯月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の昭和の日特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るチャコリを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を13に伸ばす

5月26日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の雁坂特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオンワードナスキーに1馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

7月6日、中5週で迎えた31戦目は、スタールビー賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（6戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた32戦目は、サードニックス賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（7戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオンワードナスキーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利数を15に伸ばす

9月4日、中2週で迎えた33戦目は、伊勢原観光道灌まつり特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の神無月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田正重騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、逃げるレガルスイを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田正重騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた36戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で本田正重騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた37戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。