ベロニカブレイン（2020年生、母ドゥーアール）

ベロニカブレイン（2020年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名+冠名。花言葉(忠実、名誉)から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時17歳）と交配したドゥーアールが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小島牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳C2二。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月10日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

8月28日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月29日、中8週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

12月6日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳C2二（水沢ダート850m 小雪/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスカイラピスに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳C1一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビッグノースルーフに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

3月12日、中9週で迎えた7戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月21日、連闘で迎えた8戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B1二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、コンバットアンジュに半馬身交わされて2着となった。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（9戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ペルトランに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた18戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は木村暁騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた21戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（11戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（12戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のホープホワイトを半馬身振り切って制した。

12月5日、中1週で迎えた25戦目は、C1（水沢ダート850m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したアイノパスレルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

12月10日、連闘で迎えた26戦目は、B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のティーライトニングに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1 B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（15戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4歳（2024年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、一般B2（水沢ダート850m 小雨/重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（水沢ダート850m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（12戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったキャンプファイヤーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた37戦目は、花どんたく博多もつ鍋賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（13戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（14戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月3日、中4週で迎えた39戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、花巻屋はちみつ&ハナハニー賞（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（15戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（16戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた42戦目は、オッズパーク賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（17戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた43戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、グリーンマーブル賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。