ビップフライト（1986年生、母シヤダイフライト）

ビップフライト（1986年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したシヤダイフライトが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦3勝2着4回、地方13戦4勝。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月8日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズポーラをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月18日、中9週で迎えた2戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3歳（1989年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳400万下の朱竹賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るドゥマイベストを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（3戦2勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4歳（1990年）

1月21日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月15日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下の袖ケ浦特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったイヨコマチに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたローリエベエストリ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハコダテボーテを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5歳（1991年）

5月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったクニスパークに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、約6か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワイドアンサーを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

11月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（1992年）

10月25日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた17戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7歳（1993年）

4月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた18戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤテシアトルに半馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

5月9日、中3週で迎えた19戦目は、白谷正美騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のさつき賞（上山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた20戦目は、皐月特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は野元栄二騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野元栄二騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカツサダオーに2馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

6月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元栄二騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた23戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、文月特別（上山ダート1700m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のビクターソネラに半馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、文月特別（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は野元栄二騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のオギサンライズをクビ差制して制した。

8月22日、中4週で迎えた25戦目は、葉月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元栄二騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、東北サラ大賞典（新潟(地)ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元栄二騎手（6戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1994年）

4月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は冨士木秀四郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9歳（1995年）

6月27日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、宮﨑謙一騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた29戦目は、文月特別（上山ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮﨑謙一騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般B3イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮﨑謙一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。