アドマイヤコジーン（1996年生、母アドマイヤマカディ）
Admire Cozzene
1996.04.08
アドマイヤコジーン（1996年4月8日）は、日本の競走馬、種牡馬。1998年にJRA賞最優秀2歳牡馬、2002年にJRA賞最優秀短距離馬を受賞した。毛色は芦毛。種牡馬のCozzene（当時16歳）と交配したアドマイヤマカディが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地22戦6勝2着3回、海外1戦0勝。2002年の安田記念(G1)に勝利した他、1998年の朝日杯3歳ステークス(G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞5勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 23戦6勝 [6-3-2-12/23]
- 総賞金国内
- 3億8,126万円
- 生年月日
- 1996年4月8日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 芦毛
- 厩舎
- 橋田満栗東
- 馬主
- 近藤利一
- 生産者
- （有）大樹ファーム
- 抹消情報
- 中央：2002年12月24日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharos＝Fairway | 7*7×6*7*7*7 | 5.46% |
| 牡 | Nasrullah | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Nearco | 6*7×5*6*7 | 7.81% |
| 牡 | Gainsborough | 6×6*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Blenheim | 6*7×7*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Phalaris | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Tracery | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Blandford | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Princequillo | 4*6 | 7.81% |
| 牡S | Man o' War | 7*7 | 1.56% |
| 牡S | White Eagle | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Mahmoud | 6*6 | 3.12% |
| 牡M | Fair Trial | 6*7 | 2.34% |
| 牝 | Nogara | 7*7×6*7 | 3.9% |
| 牝M | Lady Angela | 4*5 | 9.37% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- フォルティノ系
- ファミリーナンバー
- 14-b
レース成績
経歴
デビュー前
橋田満厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1998年）
10月17日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。
11月1日、中1週で迎えた2戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイクラッシャーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。
11月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグバイキングに1馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。
12月13日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上はM.ロバーツ騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンキャメロンをクビ差振り切ってG1初挑戦初制覇を果たした。
4歳（2000年）
7月9日、約19か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、UHB杯（函館芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。
7月23日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
8月20日、中3週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。
10月21日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。
11月25日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京阪杯（京都芝1800m 外回り 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。
12月9日、中1週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。
5歳（2001年）
2月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
4月1日、中4週で迎えた12戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
4月22日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したラムジェットシチーにクビ差届かず2着に甘んじた。
5月6日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
6月10日、中4週で迎えた15戦目は、UHB杯（函館芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で上村洋行騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。
7月1日、中2週で迎えた16戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で上村洋行騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。
6歳（2002年）
1月27日、約7か月の休養明けで迎えた17戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のディヴァインライトを半馬身振り切って3つ目の重賞タイトルをゲットした。
2月24日、中3週で迎えた18戦目は、G3の阪急杯（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のダンツキャストに3馬身半の差をつけて4つ目の重賞タイトルをゲットした。
3月24日、中3週で迎えた19戦目は、G1の高松宮記念（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（4戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったショウナンカンプに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。
6月2日、中9週で迎えた20戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（5戦2勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のダンツフレームをクビ差振り切って上半期マイル王の称号を獲得した。
9月29日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、G1のスプリンターズステークス（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で後藤浩輝騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたビリーヴ決め手に屈して半馬身差の2着となった。
11月17日、中6週で迎えた22戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で後藤浩輝騎手（7戦3勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。
12月15日、武豊騎手を鞍上に迎えて、G1の香港マイル（香港・シャティン芝1600m）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。