クリプトジュエル（2005年生、母クリプトコンデッサ）

クリプトジュエル（2005年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋宝石」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時10歳）と交配したクリプトコンデッサが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は（株）関兵牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、中央障害2戦0勝、地方38戦14勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の近畿・中国・四国連携スタージョッキー第1(一般C)。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月12日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

3歳（2008年）

8月5日、約11か月半の休み明けで迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のサマーフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた4戦目は、銀河賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた5戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。13着に終わった。

4歳（2009年）

1月24日、中6週で迎えた7戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた8戦目は、森井美香騎手を鞍上に迎えて、一般E3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウォーターフィートに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月28日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、一般E6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森井美香騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウォーターフィートを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4月5日、連闘で迎えた10戦目は、一般E8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森井美香騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケンタッキースワンに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

4月26日、中2週で迎えた11戦目は、一般E9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森井美香騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリリオブザウォータに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月10日、中1週で迎えた12戦目は、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森井美香騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリリオブザウォータに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森井美香騎手（5戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエターナルメロディに約13馬身の大差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、實川純一騎手を鞍上に迎えて、高知・福山連携いろは丸シリーズ三戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカルストンチーターに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、高知・福山連携明光丸シリーズ一戦（福山ダート1250m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウジェイドに6馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月12日、中2週で迎えた16戦目は、一般C8（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクスピアに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

7月19日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、一般C6（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティアリエルに2馬身半の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

8月9日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた18戦目は、嬉勝則騎手を鞍上に迎えて、一般C4（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のヒロノサンデーに5馬身の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

8月30日、中2週で迎えた19戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、一般C2（福山ダート1130m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーシンシンクコアから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中2週で迎えた20戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、近畿・中国・四国連携スタージョッキー第1（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイスカイドリームに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（福山ダート1130m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルヴィオーラに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマイスカイドリームに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月14日、中3週で迎えた23戦目は、一般B6（福山ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアバレタキシードに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月5日、中2週で迎えた24戦目は、一般B6（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた25戦目は、一般B5（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2010年）

2月7日、中7週で迎えた26戦目は、パンジー特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦6勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3月28日、中6週で迎えた27戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、木蓮特別（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパードゥーパーから2馬身半差の2着となった。

4月25日、中3週で迎えた28戦目は、朝倉エル・菊地翔祝誕生祭（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた29戦目は、牡丹特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で﨏畑雄一郎騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた30戦目は、ばら祭シリーズプリンセスふくやま特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月10日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、デージー特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（9戦6勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた32戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（10戦6勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた33戦目は、ローゼンターフ賞（福山ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（11戦6勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた34戦目は、紫式部特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（12戦6勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた35戦目は、くわい特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（13戦6勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた36戦目は、広島県馬主会会長賞（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（14戦6勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた37戦目は、福山・高知競馬連携騎手交流第二十七戦（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（15戦6勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2011年）

1月9日、中1週で迎えた38戦目は、水仙特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（16戦6勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた39戦目は、ガーネット特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手（17戦6勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた40戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡田祥嗣騎手（18戦6勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた41戦目は、一般B5（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岡田祥嗣騎手（19戦6勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた42戦目は、一般B5（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で岡田祥嗣騎手（20戦6勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた43戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、一般B5（福山ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。