ボンバーシチー（1993年生、母エリモスプリンター）

ボンバーシチー（1993年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラシアンルーブル（当時13歳）と交配したエリモスプリンターが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイシダファーム。戦績は、中央平地13戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の積丹特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月4日、デビュー戦は芹沢純一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月11日、連闘で迎えた2戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったカツノラビューラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月30日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジョーシナリーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヤエノショウリをハナ差振り切って初白星を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

4歳（1997年）

7月26日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマチカネタツマキに1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月21日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたホワイトホーラー決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月18日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月9日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は芹沢純一騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミスターザオーに3馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。