ウォータープライド（2010年生、母キョウワセイラン）

ウォータープライド（2010年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したキョウワセイランが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は辻和明。戦績は、地方28戦8勝2着2回。2013年の東海ダービー(地方重賞)に勝利した他、2013年の若草賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻和明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

塚田隆男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2012年）

7月6日、デビュー戦は児島真二騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は429kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るホウライジェントルを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月9日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチョットチョットに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホウライジェントルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中5週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のユーセイクインサーに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のコスモカリヨンに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧巻の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイビスティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

2月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で児島真二騎手（9戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のホクザンルージュに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月3日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で児島真二騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のピッチシフターに3馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

5月16日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で児島真二騎手（11戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したユメノアトサキを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で児島真二騎手（12戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウライジェントルを自慢の末脚で3/4馬身差し切って8勝目を掴み取った。

7月25日、中6週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は14戦連続で児島真二騎手（13戦8勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

10月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で児島真二騎手（14戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

11月15日、中4週で迎えた16戦目は、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で児島真二騎手（15戦8勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

4歳（2014年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から15kg減らして迎えた17戦目は、紅梅特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で児島真二騎手（16戦8勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

4月4日、中7週で迎えた18戦目は、山桜特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で児島真二騎手（17戦8勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月6日、中4週で迎えた19戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、花水木特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた20戦目は、赤松特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた21戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた22戦目は、コスモス賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、けやき特別（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた24戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、かえで特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた25戦目は、深見勇也騎手を鞍上に迎えて、さざんか特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた26戦目は、もみの木特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で深見勇也騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5歳（2015年）

1月2日、中3週で迎えた27戦目は、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で深見勇也騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた28戦目は、サイネリア特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で深見勇也騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。