ラインドリーム（2006年生、母ダイナグロリア）

ラインドリーム（2006年2月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋夢」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したダイナグロリアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺村、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着4回。2009年の紫苑ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって630万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

6月6日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャングルケイにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月26日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のローズリパブリックに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンシノマズルを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

9月12日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダイアナバローズを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（3戦2勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4歳（2010年）

4月3日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月1日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムシバスキーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月20日、中3週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたデンコウオクトパス決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

10月16日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2011年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（12戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月23日、中9週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（13戦3勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

7月3日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

7月10日、連闘で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したトパンガにクビ差届かず2着となった。

7月24日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

9月19日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月19日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川浩大騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6歳（2012年）

1月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で長谷川浩大騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。